下戸

　私はお酒が全く飲めません。自慢できるものではありませんが、悲しいほどに下戸です。

　どれくらいダメかというと、どこかで買ってきたゼリーの香り付けに入っているリキュールでほろ酔いできるくらいダメです。

　今までに会社の付き合いで飲み会に行ってたりしてきましたが、大体ビールの中ジョッキを１/３空けるのが精一杯です。しかも１時間くらいかけて。その時点で頭痛と吐き気がしてくるので、もう大変です。

　一時期、「アルコールに対する体質は鍛えることが出来る」という知人の言葉を半分信じて、毎日寝る前にちょびっとづつ飲んで慣れさせてみようとしたこともありました。結局はダメだったのですけどね。それ以来は「これは体がそういう（酒に弱い）体質なんだ」と実感し、酒の席では「医者に止められてるのですよ～」と比較的道理の通りそうな嘘当り障りのない言い訳をしつつ、無理して飲むようなことはなくなりました。

　ごく最近になってわかったことですが、どうやら私の肝臓は本当にアルコールに弱いらしいです。そりゃ慣れさせようとしても無理なわけです。

　今現在では「車で来てるから…」とか「酒飲めないのですよ～」と言えば許しえもらえますが、もう２～３０年くらい前に生まれていたら、「お前は俺の酒が飲めないのか？」や「一気は義務！」の全盛期だったはず。その時に生まれていたら多分、私はこの世にいなかったかもしれません（大袈裟）。

　そのせいか、オフ会の企画をする時は幹事的な役割が多かったです。こういう場合、幹事さんが飲んでたらね…ということなのでしょう。そういうときだけは、お酒が飲めない人は重宝されるようです。

　そういえば、昔参加したオフ会で、
「小夜ちゃんはシラフなのによく酔っ払いと同じレベルで騒げるね…」と言われた事がありました。
　この言葉は最高の誉め言葉として受け取っています（笑）。