物語を書く

　昔、学校で物語の書き方というものを習いました。

　書き方とは言っても、小説のような文章の書き方を習ったではなく、ト書きと呼ばれる脚本や台本を書くときに用いられる書き方を習いました。

　ト書きが普通の小説と違う所は、細かな描写にあります。今もやっているのかどうかわかりませんが、ドラマの副音声みたいなものを想像してもらえれば分かりやすいと思います。

　前回の物語を書いていて思いましたが、「物語を書く」という作業のとっかかりがト書きだったため、非常に違和感を感じながら書いていました。しかもものすごく自分に制限をかけながらだったので、あの違和感は尋常ではありませんでした（だったら自由に書け、と言われるかもしれませんね…。ま、あれはあれでああしたかったのです）。ボチボチと通常の書き方も交えながら、何作か準備体操気分で書いて様子を見てみようかと思います。

　準備体操が終わったら相方と共通のテーマを決めて、そのテーマに沿って書きやすい手法で書いてみようかなと思っています。ある意味相方への挑戦ですね。考えただけでも無謀としか言いようがありませんね。

　さて馴染んではいるものの、久しぶりに本腰を入れて書く物語。どんな話になるか私も楽しみだったりします。